米裁判所、メタCEOの法的責任認めず SNSの子どもへの悪影響巡り
Jonathan Stempel [8日 ロイター] - 米カリフォルニア州オークランドの連邦地方裁判所は7日、子どものSNS中毒を巡る裁判25件に関し、米メタのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は個人としての法的責任はないとする判断を下した。 原告側は、ザッカーバーグ氏がフェイスブックやインスタグラムの利用に伴う深刻な精神的衛生リスクを子どもから隠すよう同社に指示したと訴えていたが、裁判所はこれを退けた。 原告側は、ザッカーバーグ氏を隠蔽(いんぺい)工作の「影の指導者」と批判。精神衛生リスクに関する社内からの度重なる警告を無視し、公に悪影響を軽視したと主張していた。 しかし連邦地裁はザッカーバーグ氏が具体的に何を間違えたかという詳細が欠如していると指摘。「企業活動の管理だけでは責任を立証するには不十分だ」と説明した。