「日経平均4万円超え」で浮かれているのは素人…ひろゆきが「これを買えば10倍になった」という投資信託の名前
いま資産を増やすにはどうすればいいのか。2ちゃんねる創設者のひろゆきさんの著書『税弱な日本人からふんだくるピンハネ国家の不都合な真実』(宝島社)より一部を紹介する――。 【図表】株価を比較すれば一目瞭然 ■お金を増やしたいならNISA口座を開設すべき これから本気で資産運用を始めたいという人、お金を増やしたいという人は、証券会社でNISA口座を開設してください。 利用するならネット証券が簡単で便利です。 証券会社もNISA口座の開設はウェルカムですので、各社のウェブサイトを開けば、いやでも「NISA口座開設」というタブが目に入ってくると思います。 株式投資をやったことのない人は、どの証券会社にしたらいいかということもわからないと思いますので、とりあえずSBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券あたりの有名どころのサイトを開いてみればいいと思います。図表1のような感じです。 また証券口座を開設してから取り引きを始める手順も簡単に図表2にまとめておきましたので、参考にしてください。 ■投資初心者は「つみたて投資枠」を選ぼう まず、まったくの投資初心者という方は、トヨタ自動車とか、ソフトバンクグループとか、社名のついた株(これを個別株と言います)を買わないほうがいいでしょう。 NISA口座には「つみたて投資枠」と「成長投資枠」という2つの枠がありますが、とにかく「つみたて投資枠」のほうを選んでください。こちらを選んだ時点でトヨタやソフトバンクの株は買えなくなります。
■NISAは今すぐ始めるべき では実際に何を買ったらいいのかといったら、お勧めは次の2つです。 ①eMAXIS Slim 全米株式 ②eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) ほかにもいろいろありますが、この2つのどちらかで十分です。 ①は最小単位が1万2000円、②は2万5000円あれば買えるはずです(2024年4月16日現在)。 NISAについては、「今すぐ」始めてください。早く始めてなるべく長い期間続けていったほうが、お金も増えます。 ■「生活費を削って投資」はNG また、実はこの「つみたて投資枠」には、年間で120万円まで投資ができます。 先にあげた①②のファンドは、2024年3月末時点で利回り(利息のようなもの)が10%を超えていますから、仮に120万円でどちらかのファンド(もしくは①②を60万円ずつ)を買ったら、1年で12万円の利益が出ることになります。 その12万円には、税金がかかりません。 ただし、120万円まで買えるからといって、生活費まで削って投資するのはNGです。先述のように、月1~2万円の投資でも、30年くらい続ければ2000万円にはなります。 一度にドカッと注ぎ込まず、少しずつ、長い期間をかけて増やしていくのが投資の基本です。