群馬県内の11月の金融経済概況「持ち直している」26カ月連続で判断を据え置き 日本銀行前橋支店
日本銀行前橋支店は11月の金融経済概況を発表し、「県内景気は資源高の影響を受けつつも持ち直している」と26カ月連続で総括判断を据え置きました。 日本銀行前橋支店が発表した11月の金融経済概況では、「資源高などの影響を受けつつも持ち直している」と26カ月連続で総括判断を据え置きました。 実体経済の動向を示す6つの項目は全て判断を据え置きました。このうち「個人消費」は「緩やかに増加している」と26カ月連続で判断を据え置きました。新米の価格が高騰しているものの一部の業種で所得が向上したことなどが主な要因です。一方、「住宅投資」は、分譲・注文ともに建材価格高騰の影響を受けるなど「弱めの動きとなっている」とこちらも13カ月連続で判断を据え置きました。 宮将史支店長は、今後の景気の見通しについて「上向きのベクトルにはあるもののそれが加速するには至っていない。今後も物価を上回る賃金の上昇が続くかがポイント」としています。