インドで急行列車に貨物車が追突し乗り上げ、十数人が死亡 運転ミスか
インド東部の西ベンガル州で6月17日、停車中の急行列車の後部に貨物列車が衝突し、十数人が死亡、数人が負傷した。運転手のミスが原因とみられている。同国では1年前、オディシャ州で信号の異常による鉄道事故で275人以上が死亡していた。鉄道当局者は安全システムの導入と普及が重要だと述べた。 インド東部の西ベンガル州で17日、停車中の急行列車の後部に貨物列車が衝突。十数人が死亡、数人が負傷した。鉄道当局は、運転手のミスが原因だとの見方を示した。 衝突した貨物列車は、急行列車に乗り上げた。 インドでは1年前、隣のオディシャ州で信号の異常による鉄道事故で、275人以上が死亡した。 警察幹部は今回の事故に関し、少なくとも15人の遺体が大破した車両から引き出され、50人以上が負傷したと明らかにした。 衝突されたカンチェンジュンガ急行は北東部から、西ベンガルの州都コルカタへ向かう途中で、3両が脱線した。乗客数は現時点で不明だ。 鉄道省長官は、貨物列車の運転手も死亡したと述べた。 「一見したところ、原因は人為的ミスと思われるが、詳細は調査後まで分からないし、人為的ミスにも対応する必要がある。最も重要なのは安全システム『カバチ』の導入と普及だ」 モディ首相はソーシャルメディアで、犠牲者に哀悼の意を表した。