鹿島一筋MF土居聖真、山形への完全移籍が決定「アントラーズは人生そのもの」
鹿島アントラーズに所属するMF土居聖真が、モンテディオ山形へ完全移籍することが決定した。25日、両クラブが発表している。なお、山形での背番号は「88」に決まった。 現在32歳の土居は山形県山形市出身で、鹿島アントラーズジュニアユース、同ユースを経て、2011年にトップチームに昇格した。これまで鹿島一筋でプレーし、J1リーグでは通算332試合出場52得点、カップ戦では通算49試合出場7得点、天皇杯では通算34試合出場6得点などを記録。2016年のJ1リーグと天皇杯の優勝、2018年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)制覇などに貢献も果たした。 今シーズンはここまで2024明治安田J1リーグでは11試合に出場していたものの、先発出場は3試合にとどまるなど、出場機会を減らしていたなか、山形への移籍が決まった。 鹿島を離れることになった土居はクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。 「鹿島アントラーズを離れ、環境を変える決意をしました。自分にとって、アントラーズは人生そのものでした。ジュニアユースから含めて約20年を過ごし、フットボールに必要なすべてのことを学びました。偉大な先輩たちの背中を追いかけ、日々の練習から力を出し切り、どんな状況でもチームの勝利のために行動する。ピッチの中ではどこまでも厳しく、ピッチの外では家族のように温かい、アントラーズのおかげで、今の土居聖真があります。そんな自分も、選手としてピッチでまだやるべきことがあり、第二のサッカー人生にチャレンジする必要があると決断しました」 「このクラブで培ったものを糧とし、すべては勝利のために戦ってきます。アントラーズで獲得したすべてのタイトルの味も、負けて悔しくてたまらない味も、アントラーズファミリーの皆さんとともに歩んできたサッカー人生が、自分を選手としても人間としても大きくしてくれました。僕は、カシマスタジアムでどんな時も自分の背中を押してくれた土居聖真コールを、一生忘れることはありません」 「土居聖真のチャントは、僕の一生の宝物です。僕のアントラーズでのサッカー人生は一旦終わりますが、第二のサッカー人生はここから始まります。引き続き、応援していただけると幸いです。まだまだ皆さんに伝えたい想いや感謝はありますが、ここでは長すぎますのでこの辺にしておきます。そして鹿島アントラーズに関わるすべての皆さん、偉大なる大先輩ジーコさんにも感謝の意を込めて、次の旅へと出発します。ありがとうございました。これからも、よろしくお願いします」 そして、加入する山形のクラブ公式サイトでは以下のようにコメントしている。 「モンテディオ山形に関わるすべての皆さん、初めまして。鹿島アントラーズから加入する土居聖真です。小学校卒業まで山形の地で育った僕が、約20年ぶりに山形でサッカーをできること、このようなチャンスを与えてもらえたことに感謝と感動でいっぱいです。J1リーグ昇格、優勝を目指すのはもちろん、J1リーグで代表するチームになれるようピッチ内外で貢献していきたいです。一日でも早く、試合で皆さんに会えることを楽しみにしています。自分のこれまでの経験を還元して、モンテディオはもちろん山形県のサッカー向上、発展にも貢献できればと思います。よろしくお願いします」
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