中国政府が今後3年間で6兆元=約127兆円の債券を発行へ 304兆円ある地方政府の“隠れ債務”解消が目的
中国政府は、地方政府の隠れ債務を解消するため、今後3年間で6兆元=約127兆円の債券発行を明らかにしました。 中国の全人代=全国人民代表大会の常務委員会は、11月4日から8日まで行われた会議で、地方政府隠れ債務の解消策などを承認しました。 中国の藍仏安財政相は、会議後に行われた会見で、地方政府の隠れ債務を解消策として、中央政府が今後3年間で、約127兆円の債券を発行することを明らかにしました。藍財政相は、地方の隠れ債務が2023年末の時点で、約304兆円だったと説明しました。 習近平政権は、2024年の経済成長率目標である「5%前後」の達成を確実にするため、9月以降、金利引き下げなどの経済対策を、矢継ぎ早に発表しています。
フジテレビ,国際取材部