「最悪韓国のW杯出場権剥奪」FIFAが韓国に警告を送る。代表監督選任に政府が介入を問題視も強硬姿勢?「国民が納得…」
韓国サッカー界は、今年7月に韓国代表の指揮官に就任したホン・ミョンボ監督の選任過程に問題があったというスキャンダルに揺れている。韓国『nate』は現地時間3日に、FIFAがこの問題に政府が介入したことによって韓国サッカー協会に警告文を送ったことを報じていた。 【一覧表】サッカー最新FIFAランキング1位~100位 今年の7月に韓国代表の指揮官に就任したホン・ミョンボ監督。しかし、この選任過程が不透明であったとして韓国国内では批判を浴びており、関係者が国会に召喚されるという状況に発展している。さらに、これに付随した不透明なお金の流れがあったとも言われており、KFAの会長を務めるチョン・モンギュ氏に対しては国内から退陣を求める声も高まっているようだ。 そして、韓国サッカー協会を管轄している文化体育観光部(文体部)は監査を行っていた。この政府による韓国サッカー協会に対する介入について、国際サッカー連盟(FIFA)とアジアサッカー連盟(AFC)は警告文を送ったと同メディアは報じている。 FIFAは定款13条に「各国サッカー協会は第三者の干渉を受けてはならない」、同14条に「政治的な干渉から独立でなければならない」と、規定を設けている。過去には、クウェート政府が体育団体に影響力が行使できるよう法律を改正したことによって、同代表チームに制裁措置を与え18年W杯ロシア大会アジア予選の出場を禁止していた。 同メディアは、「最悪の場合、韓国代表のW杯出場権剥奪に。FIFAが政治権力がサッカー協会に介入したとして厳重警告を送った」と題して、「政治権力の干渉が続くのであれば、26年のW杯出場権を奪うと警告している」と、自国代表チームのW杯出場危機を伝えている。 しかし、「サッカー協会が問題を是正するのか。そのままにするのか決定に対して自律性は付与していない。問題点を解消し、国民が納得できるように合理的な案を設ける必要がある。文体部が通報する場合、被監査機関は改善措置を設けて文体部に報告する手続きに進む。サッカー協会がこれを是正しない場合、追加の措置を検討する」と、同メディアはサッカー協会に対して警告する政府の声明を紹介しており、FIFAの警告文に対して政府は強行姿勢を示していることを示していることを報じていた。
フットボールチャンネル編集部