3年前にビジョナルに63万円投資したら、今いくら…株式投資の醍醐味「成長株」の正しい見つけ方をプロが解説「なぜ2021年以降は苦戦?」
成長株=株価急上昇、というイメージを抱く方も多いだろう。しかし国内成長株は、2022年12月の新興市場の急落以降低迷が続いている。国内成長株は新興市場低迷の影響をモロに受けている状態だ。近年の成長株投資は、残念ながらパフォーマンスは今ひとつだ。成長株投資は、新興市場の回復待ちといえるだろう。みんかぶプレミアム特集「最強株の選び方」第4回は【成長株】編ーー。
見よ!ビジョナルの急成長。株式投資の醍醐味、成長株投資
企業の成長とともに株価は上昇する、というのが基本原則です。かつて中国地区中心に出店していた「ユニクロ」を運営するファーストリテイリング(9983)に投資して、その後株式の保有を続けていれば、億り人となっていた可能性は高いです。株式投資の醍醐味は成長株投資にこそあり、と考えている投資家も少なくありません。 現在に至るまで、様々な成長株が現れました。それでは近年の成長株に投資したらどのようになっていたのでしょうか? ビズリーチ!、のCMで一躍有名になったのはビジョナル(4194)です。同社は会員制の転職サービスの提供で成長を果たし、2021年4月にIPOを行いました。直近5期の業績推移は以下となっています。 2019年7月期 売上高214億円、経常利益5.1億円、当期純利益3.3億円 2020年7月期 売上高258億円、経常利益22億円、当期純利益46億円 2021年7月期 売上高286億円、経常利益22億円、当期純利益14億円 2022年7月期 売上高439億円、経常利益87億円、当期純利益58億円 2023年7月期 売上高562億円、経常利益143億円、当期純利益99億円 2019年7月期と比較すると、2023年7月期は売上高が2倍以上、経常利益は28倍、当期純利益は30倍に伸びました。また今期(2024年7月期)も増収増益を予想しており、現在も成長が継続中です。ビジョナルは、近年の国内を代表する成長企業といってよいでしょう。
【関連記事】
- 【特集記事#5】10年前にビックカメラ株を6万円買っていたら、今いくら?優待狙いの注目3銘柄と、優待投資家が気をつけるべきたった1つのこと
- 【特集#6】5年前U-NEXT HDに9万円投資したら今いくら?2024注目テーマ「海運」「半導体」関連銘柄全6つをプロ厳選
- 【特集#7】5年前にApple株を50ドル買っていたら今いくら?「一財産築ける可能性」今後も注目な有望米国銘柄をプロがピックアップ
- 【特集#8】上場廃止の3年前に東京日産コンピュータシステム株を約5万円買っていたらどうなった?上場廃止銘柄を予想して儲けるための勘所
- 【特集#9】東京エレクトロンを5年前に約5万円で買っていたら、今いくら?…「半導体銘柄」えぇ、7倍以上にぃ!「まだ今後上昇の余地もある」