水俣病認定申請の検診通知、熊本県が別の申請者に誤送付…封筒に計2人分の通知文入れる
熊本県は10月30日、水俣病の認定申請に伴う公的検診の実施通知を別の申請者に誤送付するミスが発生したと発表した。 【写真】水俣病の犠牲者悼む「火のまつり」
発表によると、同24日、申請者2人に対して名前や検診の日程が記載された書類を送付する際、本人と別の1人の計2人分の通知文を送付した。受け取った申請者から指摘を受けて判明した。送付前に、封筒と書類の記載内容を確認した担当者が、2人分の通知文を並べて片方の封筒に入れたことが原因。通知文と違う文書がすでに封筒に入っていたため、送るはずだった通知文の入れ忘れに気づかなかったという。
県水俣病審査課は「今後は1通ずつ確認して再発防止を徹底する」としている。