ソウルフード・バイ貝が消えた!こんなに獲れないの初めて…漁師も困惑 カニ・シロエビに続き “バイ飯クライシス” 富山・魚津市
漁師 水島さん:「多かったらここくらいまでパンパンに入る、少なかったらゼロです、消耗品なんで操業するたびに作ったかごが無くなったりこわれたりしていくんで」 ■まもなく最盛期のはずなのに… 漁協によりますと、魚津漁港には、バイ貝専門の漁船が4隻ありますが、カゴがすべて無くなったままの漁船もあるといいます。バイ貝漁は例年なら6月から8月にかけて、ピークを迎えます。 この時期を逃すとバイ貝漁としてはかなりの痛手になるため、いま急ピッチでカゴ作りが行なわれていますが、一日かけても作れるかごは1個が限界とのこと。 さらにもう1つ問題が…。 漁師 水島さん:「一本(のロープ)で獲れていた量のどれくらいになりました」「半分になりましたね」 少しずつ獲れるようになってきたものの漁獲量は半分ほどに減ったといいます。 魚津漁業協同組合 濱住博之組合長:「カゴの製作は一生懸命やっているので、おいおいと追いついてくると思うんですけど、漁獲量が復活するかどうかについては、何とも言えない状態ですよね」 ■いまや魚津の”ソウルフード”に 飲食店ではバイ貝を待ち望む声があちこちから聞こえてきます。 魚津漁協の直営食堂「魚津丸食堂」。これまで通年、バイ飯を提供していましたが1月の地震以降、販売を停止。 今月からようやく週に2、3回は提供できるようになりました。 魚津丸食堂 竹内直樹店長:「やっぱりバイ飯を食べに来られるお客さんはけっこうたくさんいらっしゃったんで、復活を受けて早速お客さま、いらっしゃたりとかしてくれて大変うれしい反響がありましたので」 朝獲れたばかりのバイ貝をいただいてみました。 佐藤優里アナウンサー:「コリコリした歯ごたえがあって口の中でほのかな甘みが広がっています、おいしい」 そしてこちらはバイ飯特別定食。まだ安定してバイ貝が供給されていないため今月29日まで、と期限を設けて販売しているとのことです。 ■もはや”バイ飯クライシス” もとの漁は戻るのか 魚津漁港近くにある海の駅・蜃気楼では。