元外資系金融エリートの経済愛好家が教える!投資信託で具体的にお金を増やす方法
分散・長期つみたて投資のメリット
投資をするには分散投資が有効です。「卵は一つのカゴに盛るな」という投資格言がある通り、カゴを分けていれば一つのカゴに何かがあった時にも他のものは助かるということがあるからです。 そういった意味では株式型の投資信託を選ぶ場合にも分散が効いたものを買っていくのが良いでしょう。今人気の投資信託で全世界分散型(といっても本当の全世界ではなく日本を含む先進国・新興国くらいまで)のものがあります。 そういったものを選んでおくと、ある国で何かあった場合も他の国でカバーできるというメリットがあります。 一方で世界中の富や頭脳が集積する米国株に広く分散して投資するというのも人気があります。たしかに米国の経済は堅調で力強いものがあります。 また地理的にも戦争などの危険が少なく、強力な軍事力もあり、移民の流入も続いていることから、この先も安定して強い成長を続ける可能性が高いです。実際にアメリカの株式指標である「S&P500」というアメリカを代表する500社の株価を反映した投資信託を選ぶ人もとても多いです。 一方で私の希望ですが、日本の株式にも投資をしてほしいなと思います。だって、自分たちの住んでいる国で、社会や国をよくするサービスを提供してくれている企業が実はたくさんあるんです。 そこにお金が回るようにすると、回りまわって自分たちの社会や生活環境もよくなるのではないかと私は考えます。だから、全てとは言いませんが、ぜひ日本の株式に着目した投資信託も考えてみてほしいと思います。 自分に投資をするように、日本の企業に投資をしたら、日本も少しはよくなると思いませんか? ということで微力ながら私も日本の株式に特化した投資信託も買っております。今は円安なので、海外の株よりも比較的リーズナブルに買うことができます。 老後が見えてきた50歳以降は債券も組み込んだ投資信託を選ぶのをおススメします。GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の資産構成を真似した国内株式25%・国内債券25%・外国株式25%・外国債券25%といった商品を買うと良いと思います。 50歳以降の人だけでなく、若くてもリスクは苦手という人も多いでしょう。そういった人も手堅いGPIFと同じ資産構成だったら、リスクを取りやすいのではないでしょうか。 【アドバイス】 お金持ちへの第一歩はお金の資産化。少額から始められ、長期保有でき、分散されていて、コストも低く抑えられる投資信託は王道。若い人は株式に特化したもの、年齢を重ねたら債券の割合の大きいものへ。
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