量子的飛躍を遂げた「ホンダCR-V e:HEV」駆動システムが改良された6代目CR-Vのファーストドライビングレポート!
長旅に適した張地とアシスタント
ホンダ自身が「身体が安定する」と絶賛するシートも、テストでは長旅に非常に適していることが証明された。後席の旅行者も快適な座り心地に満足しているが、それ以上にヘッドルームとレッグルームが広いことに満足している。579リットルから1634リットル(アドバンス装備ライン)の収納スペースがあり、荷物が置き去りにされることはほとんどないだろう。40:60分割可倒式リアシートの背もたれを倒してもフラットな面にならないのは残念だ。牽引力が750kgに過ぎないのも批判すべき点だ。全輪駆動と性能データを備えた「CR-V」のようなSUVには、それ以上のものを期待したい。
「CRV e:HEV」で作動するアシスタンスシステムには、これ以上期待できない。車線逸脱警告システムもあり、制限された車線を走行する際には細心の注意を払って車を車線内に戻す。かなり巧妙な発明は、インジケーターが作動すると、右側のカメラを通して中央のディスプレイに映し出されることである。これによって、道路利用者が死角に消えて誤って衝突する可能性がなくなる。
また、ステアリングアシスト付きの車線変更時衝突警告システムもあり、これは音響でもドライバーに警告を発する。便利なパーキングアシスタントも特筆ものだ。ドライバーが何もしなくても、決して小さくない「CR-V」を駐車スペースに押し込んでくれる。そして最後に、スマートフォンとの接続性についての質問にも答えなければならない。はい、ケーブルの有無にかかわらずスマホをミラーリングし、Apple CarPlayまたはAndroid Autoを使って中央モニターから操作することができる。
結論
新型「ホンダCR-V e:HEV」は、ルックスの点でも目を引くが、快適性や出来栄えの点でも非常に優れている。電動モーターと内燃機関で構成されるその駆動システムは、ささやくように静かでスムーズだが、残念なことに、経済性はさほど高くはない。最終的にこのクロスオーバーに5万ユーロ(約800万円)以上を費やすと決めた人は、エンスージアストに違いない。
Berend Sanders and Holger Preiss