【新車】「ハイパーモタード698モノ」9/14より170万円~で発売!新型単気筒エンジンはカテゴリ最強77.5PSを発揮
ドゥカティジャパンは、昨年秋に発表された新型「Hypermotard 698 Mono(ハイパーモタード698モノ)」を9月14日から日本で発売した。新設計の659cc単気筒エンジンは、市販車最高となる77.5ps/9,750rpmを発揮。ハイパフォーマンスなモタードとして注目を集めている。 【画像】「ハイパーモタード698モノ」のディテールやカラバリをギャラリーで見る(17枚) 価格はカラー/仕様によって異なり、「ドゥカティ・レッド」が170万円。「グラフィティ(RVE)」が182万円となる。 文/Webikeプラス 編集部
市販最強の単気筒エンジン「スーパークアドロモノ」を搭載!市販車最強のビッグシングル
2007年に登場した「ハイパーモタード」シリーズ。オフロードモデルのスタイルを舗装路面に最適化させたスーパーモタードの筆頭であり、登場以来ドゥカティがスタンダードとしているLツインエンジンの搭載を続けている。現在は「ハイパーモタード950」がLツイン搭載機としてラインナップ中だ。 2023年秋、ドゥカティはこのシリーズに、新設計の単気筒エンジン「スーパークアドロモノ」を採用する新モデルとして「ハイパーモタード698モノ」を発表。同社のラインナップで唯一となる単気筒モデルであり、そのエンジンは「1199パニガーレ」搭載のスーパークアドロをベースとした659ccの水冷4バルブDHOC。もちろんデスモドロミック機構を備える。出力は市販車最高となる77.5ps/9,750rpm、最大トルクは6.4kgf・m/8,000rpmを発揮し、Φ116mmの現行エンジン最大径のピストンを備えるビッグシングルながら10,250rpmまでの高回転を可能とした。
151kgの車重と最新電子制御でハイレベルな運動性能を発揮
このハイパフォーマンスなエンジンを積むボディは、スチール製トレリスフレームを用いたスタンダードなモタードのスタイルを踏襲するが、車体重量は151kgと軽量に抑えられている。パワーウエイトレシオは0.51kg/PSであり、こちらも市販車最高クラスだ。ホイールは前後17インチで、フロントフォークはマルゾッキ製Φ45mm、リアサスペンションはザックス製モノショック。ブレーキシステムはシンプルなシングルディスクのブレンボ製4POTキャリパーを採用している。 最新の電子制御も充実。「スポーツ」「ロード」「アーバン」「ウエット」の3パターンのライディングモード設定に加え、ABSの設定に応じて有効になる「スライド・バイ・ブレーキ」はリアブレーキを使用することにより安定したドリフト走行を支援し、「ウィリーコントロール」では設定に応じてフロントリフトしやすい制御を行うことも可能。各種ステータスを確認できるメーターは133mm×56mmのコンパクトなLCD液晶モニタを備える。さらにRVEモデルでは、クイックシフターも標準装備だ。 バリエーションは2種類で、レッドのボディパーツを備えるドゥカティ・レッドが170万円。グラフィティ(RVE)は182万円となる。