火災に負けず紡ぐ歴史 「小倉焼うどん」発祥の店・だるま堂/北九州市小倉北区
観光ガイドも“業務”
小倉焼うどんは2021年度、文化庁の「100年フード」の「未来部門」で認定を受けるなど、一定の知名度を得ています。そんな焼うどんをきっかけに、北九州の他のグルメも知ってほしい――と、だるま堂では北九州の各区の名物を楽しめる「定食」も用意しています。 「小倉日記」は、焼うどんと小倉の郷土料理・ぬかだきなどがセット。八幡日記は八幡ぎょうざ、若松日記は若松で親しまれている料理「ぺったん」を味わえます。 また、店の入り口には「北九州のおすすめ情報」コーナーを設置。さまざまなパンフレットを常備し、竹中さんは「観光ガイドも業務です」と話します。 再出発を応援しようと訪れるファンも多いという新店舗。竹中さんは、先代や先々代が刻んだ歴史を胸に「いずれは鳥町食道街に戻りたい」と考えています。だるま堂の伝統を引き継ぎ、未来につなぐべく、その歩みは続きます。
◆店舗概要 【店名】だるま堂 井筒屋店 【営業時間】11:00開店/18:00オーダーストップ 【所在地】北九州市小倉北区船場町1-1 小倉井筒屋 本館6階 【席数】約40席 【電話】093-522-2663
読売新聞