「昭和歌謡」が発展したのは「進駐軍」がいたから…「月はどっちに出ている」の劇作家・鄭義信が描く戦時下の“家族の物語”
鄭義信 1957年7月11日生まれ。兵庫県出身。1993年に「ザ・寺山」で第38回岸田國士戯曲賞を受賞。その一方、映画に進出して、同年、「月はどっちに出ている」の脚本で、毎日映画コンクール脚本賞、キネマ旬報脚本賞などを受賞。1998年には、「愛を乞うひと」でキネマ旬報脚本賞、日本アカデミー賞最優秀脚本賞、第一回菊島隆三賞、アジア太平洋映画祭最優秀脚本賞など数々の賞を受賞した。2008年には「焼肉ドラゴン」で第8回朝日舞台芸術賞グランプリ、第12回鶴屋南北戯曲賞、第16回読売演劇大賞大賞・最優秀作品賞、第59回芸術選奨文部科学大臣賞、韓国演劇評論家協会の選ぶ2008年今年の演劇ベスト3、韓国演劇協会が選ぶ今年の演劇ベスト7など数々の演劇賞を総なめにした。 2014年春の紫綬褒章受章。近年の主な作品に「泣くロミオと怒るジュリエット」(2020・作・演出)、舞台「パラサイト」(2023・台本・演出)、「欲望という名の電車」(2024・演出)、音楽劇「A BETTER TOMORROW -男たちの挽歌-」(2024・脚本・演出)など。また、2022年に自身の劇団「ヒトハダ」を立ち上げ旗揚げ公演「僕は歌う、青空とコーラと君のために」(2022・作・演出)を上演。 デイリー新潮編集部
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