瀬戸大橋線上で約6時間列車立ち往生 JR四国社長が救助方法のマニュアル見直す考え示す【香川】
11月10日、JR瀬戸大橋線で、列車が橋の上で約6時間にわたって立ち往生した問題を受け、JR四国の四之宮和幸社長は11月26日、救助方法のマニュアルを見直す考えを示しました。 (JR四国 四之宮和幸社長) 「列車の運行再開に時間がかかり、大変ご迷惑をお掛けしたことについて改めておわび申し上げる」 この問題は11月10日、JR瀬戸大橋線の児島駅と宇多津駅の間で送電の設備が断線し、快速マリンライナーが約6時間にわたって橋の上で立ち往生したものです。 JR四国によりますと、乗客が救助列車に乗り換えるために必要な非常用の「渡り板」が児島駅で見つからず、救助の開始が2時間ほど遅れたということです。 児島駅の渡り板はマニュアルとは別の場所で保管されていて、当日は、渡り板を坂出駅から運ぶことで対応しました。これを受け、JR四国の四之宮和幸社長は、救助方法のマニュアルや訓練の方法を改善するほか、JR西日本との連携を見直す考えを示しました。 (JR四国 四之宮和幸社長) 「(送電設備が)切れた原因の究明と合わせて、今後の再発防止、できるだけ早期に復旧・乗客を救済できる取り組みについて、対策を立て訓練を実施したい」 送電の設備が断線した原因については現在、調査中ということです。
岡山放送