東京都知事選、小池知事が18日に選挙公約発表へ 蓮舫氏「都政で良いものは引き継いでいく」
東京都の小池百合子知事は14日、都知事選(20日告示、7月7日投開票)への出馬表明後初の定例会見で、選挙公約を18日に発表する考えを示した。子育て支援策や首都の防災などを中心に訴える方針。無所属での立候補を表明している蓮舫参院議員(56)も週明けに発表する考えで、激しい政策論争が展開される。 【写真8枚】ニュースキャスター時代の小池百合子氏 等 都庁で行われた会見では、小池氏を自民、公明の両党が支援し、蓮舫氏を立憲、共産の両党が支援する構図のため、事実上の与野党対決となることについて問われ、「国政を持ち込むとかえって都民はとまどう。都政をどうしていくかが問われている」とした。 また、選挙運動ができる「確認団体」の枠組みで自民や公明が支援を模索していることについては、「確認団体は選挙では毎回つくる。自民党には保守の支持層に選ばれた議員がたくさんおり、支援の動きはしっかりと受け止めていきたい」と述べるにとどめた。 一方、蓮舫氏は同日、都内の日本外国特派員協会で記者会見し、選挙公約の中身について「これまで行われてきた都政で良いものは引き継いでいく」とした上で、「(出馬の)1つの大きなきっかけは、自民党の政治とカネの問題だ。(小池氏は)自民党と大変近い間柄になっている」と批判した。 都知事選にはほかに元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)や広島県安芸高田市の石丸伸二前市長(41)ら40人以上が出馬の意向を表明している。