盛岡大付を7度甲子園に導いた沢田真一氏が盛岡誠桜女子野球部監督に就任
女子高校野球・盛岡誠桜(岩手)の監督に、かつて男子の盛岡大付(岩手)を初めて甲子園に導いた沢田真一氏(58)が就任したことが4日までにわかった。選手たちとは3日に顔を合わせ、すでに指導を始めている。沢田監督は「新しい挑戦、勝負をできるチャンスをもらった。野球を通して優しさや思いやり、感謝の気持ちを見つけていけるようにしていきたい」と意気込みを語った。 1991年に盛岡大付の監督に就任。95年夏に甲子園初出場を果たした。2008年に退くまで春1度夏6度の計7度出場も、白星はつかめなかった。女子野球の指導は初めてだが「男子よりスピードやパワーはないが柔らかさやひたむきさがあるし、男子と違う魅力がある」。打診があってから盛岡誠桜の試合も見たと話し、「打てる選手、守れる選手がいて、きちっとしている。思っていた以上にすごいなと思いました」と期待した。 盛岡誠桜は21年4月に女子野球部が創部。昨年8月の全国高校女子野球ユース大会で全国大会初勝利を挙げた。部員数は今月入学した1年生を含めて現在13人。13日の女子野球東北リーグ戦が初采配となる。
報知新聞社