【菊花賞見どころ】持久力豊富なメイショウタバルが最後の一冠を狙う
神戸新聞杯ではうまくマイペースに持ち込み、持ち味のスタミナを生かしたメイショウタバル。春のクラシック戦線では不本意な形だったが、元々は毎日杯を勝っている実力馬。トライアルを順当に勝利して、3歳最後のクラシックをものにする。主な有力馬は次の通り。 【写真】メイショウタバルこれまでの軌跡 ■10/20(日) 菊花賞(3歳・牡牝・GI・京都芝3000m) テンションが高く自らハイペースを誘発した皐月賞とは打って変わって、前走の神戸新聞杯ではうまくマイペースで運んで、きっちりと勝利を挙げたメイショウタバル(牡3、栗東・石橋守厩舎)。春からの精神面の成長は顕著で最後の3歳クラシックに向けて視界は良好だ。父は菊花賞馬ゴールドシップで距離延長は好材料。春の鬱憤を晴らす。鞍上は浜中俊騎手。 前走からのぶっつけとなるダービー馬ダノンデサイル(牡3、栗東・安田翔伍厩舎)だが、スローペースでも難なく折り合ったように距離延長は問題ない。皐月賞は競走除外だが、ダービーできっちり巻き返し完勝。ここに向けて入念な調整で先週の追い切りも好時計で圧巻。仕上がりに不安はなく二冠制覇なるか。鞍上は横山典弘騎手。 その他、春からの成長が著しいアーバンシック(牡3、美浦・武井亮厩舎)、持久力勝負なら見劣らないコスモキュランダ(牡3、美浦・加藤士津八厩舎)、差す競馬でも好結果が出た上がり馬ピースワンデュック(牡3、美浦・大竹正博厩舎)、素質が開花した印象のヘデントール(牡3、美浦・木村哲也厩舎)、長くいい脚を使うショウナンラプンタ(牡3、栗東・高野友和厩舎)などが、3歳最後のクラシックに向けて虎視眈々。発走は15時40分。