杉良太郎「絶対捕まると自覚した方がいい」、闇バイトは「犯罪者募集」、身分要求されたら「危ないと思って」
法務省特別矯正監を務める歌手で俳優の杉良太郎が23日、東京・東京国際フォーラムガラス棟で開幕した第64回全国矯正展(全国刑務所作業製品展示即売会、24日まで)に出席した。 「再犯防止を支える人たち~職業訓練と就労支援」がテーマ。昨年から同所に会場を移し、さらに、売り場スペースを1.5倍に広げた。杉は矯正支援官のEXILE・ATSUSHI、コロッケ、桂才賀らと、刑務所作業製品・職業指導製品を視察した。 15歳から刑務所慰問を続け、警察庁の特別防犯対策監も務める杉は、社会問題となっている「闇バイト」について言及した。 「『闇バイト』という言葉は、警察の方では使わないようにしているんです。バイト感覚で(家に)押し込む、財産を奪う、時として命まで奪ってしまう。もう、これは『犯罪者募集』と言って頂きたい(レベルの話だ)。それだけリスクが大きい、と言いたい。自分の身分を要求された時には、危ないと思わないといけない」と力説。「末端の人たちは逃げられない。絶対に捕まりますから。指示している上の人も、これから捕まえますから。全国の警察が血眼になって、『絶対に捕まえるぞ』という決意を持ってやっている。初犯なら起訴されない、未成年だから実刑食らわないと、高をくくっているところがあると思うけど、それは甘い。この犯罪は、絶対に捕まるんだと自覚した方がいい」と強い口調で語った。
報知新聞社