獅子、炎の中駆ける 射水・二口熊野社で神事
射水市二口の二口熊野社で7日、秋季祭礼の火渡り神事が行われた。百足(むかで)獅子を担いだ獅子方青年団員らが赤々と燃え上がる炎の中を勇壮に駆け抜け、地元住民や見物客が大きな拍手を送った。 3頭の獅子と神輿(みこし)が朝から二口地区の520世帯を回って氏子を厄払いし、夕方に神社鳥居前に姿を見せた。 約2メートルの高さに積まれた稲わらに火がつけられ、天狗に続いて3頭の獅子が次々と走り抜けた。最後に神輿が残り火の上を通り、観衆は歓声を上げたり、写真を撮ったりした。二口獅子方後援会の石黒敦志会長(38)は「今年は能登半島地震もあったので、健康第一を願った」と話した。