【アーリントンＣ・人気薄激走の背景】１５番人気アレンジャー２着 横山典×昆厩舎の名タッグが大仕事！
［ＧⅢアーリントンカップ（ＮＨＫマイルカップトライアル）＝２０２４年４月１３日（土曜）３歳、阪神競馬場・芝外１６００メートル］ 「横山典」×「昆厩舎」の名タッグが波乱を演出した。２番枠から絶好のスタートを切ったアレンジャー（牡）。内の好位で息を潜め、抜群の手応えで進むと、直線半ばまで持ったまま。前半３ハロン３５秒８のスローで絶好位置につけたアドバンテージはあったものの、残り１ハロンすぎに楽な感じで先頭に躍り出たレースぶりは１５番人気の伏兵とは思えないものだった。 ゴール直前で外からモレイラのディスペランツァに差されてしまったが、３連単２１万１８００円のビッグ配当をもたらした最大の〝立役者〟となった。 殊勲の横山典は「よく頑張りました」とパートナーをたたえるだけにとどまったが、昆調教師のトーンはアツかった。「自信がなければ出走させない。調教法も変えたし、力を出し切ればこれぐらい走っていい馬。無事ならＮＨＫマイルＣへ向かいたい」と人気がなさすぎたと言わんばかりの口調で、優先出走権を手にしたＧⅠへの出走を宣誓した。
東スポ競馬編集部
