【NFL】現在のチーフス守備陣は「これまで共にプレーした中で最高の守備陣」とTEケルシー
クオーターバック(QB)パトリック・マホームズ率いるカンザスシティ・チーフスと、飛ぶ鳥を落とす勢いのマイアミ・ドルフィンズが現地5日(日)にドイツのフランクフルトで対戦するにあたり、ディフェンスの力比べが展開されるとは誰も予想していなかっただろう。 【動画】ドイツでドルフィンズとチーフスが激突
前半に一度も得点を許さず、マイク・マクダニエルHC(ヘッドコーチ)率いるオフェンスの得点を2回に抑えて21対14で勝利したことは、チーフスのアンディ・リードHCでさえ予想していなかったようだ。
チーム公式記録によると、リードHCはロースコアの試合について「自分たちのディフェンスを軽視するつもりはないが、私は今回の結果を予想していなかった」と述べたという。
「典型的な、2つの優れたオフェンス。現在のナショナル・フットボール・リーグでナンバー1のオフェンスを誇るドルフィンズだ。うちのディフェンスがあの場でやってくれたことは、とてつもない偉業だ。もちろん、私たちはそれを維持しなければならない。次に臨む試合でも同じくらい良い状態をね。あれはとんでもない偉業だった。スティーブ(スパグニョーロ、守備コーディネーター/DC)は素晴らしいスキームを練ってくれた。選手たちはとてもうまく実行してくれた」
スパグニョーロDC率いるディフェンスは試合を通してトゥア・タゴヴァイロアが指揮を執るドルフィンズ攻撃陣のバランスを崩し、ワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒルを封じ込め、ドルフィンズのランゲームを停滞させていた。
チーフスはタゴヴァイロアのパス成功率(61.8%)、パスヤード(193ヤード)、アテンプト平均ヤード(5.7ヤード)、パサーレーティング(87.0)を今季最低の数字に抑えただけではなく、ドルフィンズの得点も今季で最も低い14点にとどめた。これはマクダニエルHCが指揮官となってからドルフィンズが獲得した点数として過去2番目に低い数字となっている。14点より少なかったのは、昨シーズン第18週に行われ、QBスカイラー・トンプソンが先発を務めたニューヨーク・ジェッツ戦(11点)のみだ。