「NCIS ～ネイビー犯罪捜査班」シーズン20をHuluで12月1日から配信開始

2003年にアメリカで放送され、今なお高い人気を誇る海外ドラマ「NCIS ～ネイビー犯罪捜査班」。オンライン動画配信サービス「Hulu」では、本作のシーズン1～19を配信中で、12月1日よりシーズン20の配信もスタートした。本記事では、「NCIS ～ネイビー犯罪捜査班」のあらすじや見どころなどを深堀りしていく。 【写真】凛々しい表情で銃を構えるカトリーナ・ロー“ジェシカ・ナイト” ■冷静沈着なギブスと個性豊かなNICSメンバーが難事件に立ち向かう 「NCIS ～ネイビー犯罪捜査班」は、アメリカ海軍および海兵隊が関わる事件を扱う“海軍犯罪捜査局(NCIS)”の活躍を描いた犯罪捜査ドラマだ。殺人、麻薬、テロ、暗殺未遂など、毎回さまざまな事件が発生し、本物の元NCIS捜査官のアドバイスに基づいた科学捜査が展開されていく。ロケは本物の軍艦上で行われており、スタイリッシュでスケール感あふれる映像も見どころの1つとなっている。 冷静沈着で頼り甲斐があるが、偏屈で独善的な一面も持つNCISのリーダー・ギブスを演じるのは、「ワイアット・アープ」「君がいた夏」などで知られる演技派俳優マーク・ハーモン。ギブスが率いるNCISメンバーには、マイケル・ウェザリーが演じる陽気でタフガイな元殺人課の刑事アンソニー・“トニー”・ディノッゾや、デビッド・マッカラム氏が演じる物知りでユーモアあふれる毒舌検視官のドナルド・“ダッキー”・マラードなど、個性派キャラが勢ぞろいしている。 また他にも、ゴシック系ファッションにこだわりをもつ優秀な科学捜査官アビゲイル・“アビー”・シュート(ポーリー・ペレット)や、シークレットサービス出身でプロファイリングが得意な捜査官ケイトリン・“ケイト”・トッド(サッシャ・アレクサンダー)といった女性キャラも登場。そしてシーズン2からレギュラー入りした、ちょっと頼りないがコンピューターに関しては天才的なオタクキャラのティモシー・マクギー(ショーン・マーレイ)など、長いシリーズの中で新たに登場するメンバーも少なくない。 本作では、シリーズを通して描かれていく、それぞれのメンバーの人生の背景や過去、プライベートなども注目ポイント。登場人物を深く知ることによって各メンバーへ感情移入し、よりストーリーへの興味がかき立てられていく。 ■襲いかかる悲劇や解散の危機にも負けず、事件解決に奮闘するNCIS ストーリーは、大統領専用機エアフォース・ワンでの海軍将校毒殺事件で幕を開ける。次々と難事件を解決していくNCISのメンバーだったが、シーズン2ではメンバーに思いがけない悲劇が襲う。そンな中、イスラエル・モサド局員のジヴァ(コート・デ・パブロ)や、局長としてやってきたギブスの昔なじみのジェニー(ローレン・ホリー)など新たなメンバーも加わり、悲劇を乗り越えていくメンバーたち。 しかし、シーズン5のラストに起きた衝撃の事件により、シーズン6では冒頭からチームが解散しメンバーがバラバラになるという事態に陥る。ギブスは真犯人探しに奔走し、その後再び集結したNCISメンバーはメキシコの麻薬組織や、海兵隊に恨みを持つ連続殺人鬼などと対峙していく。 シーズン9からは、新局長ヴァンス(ロッキー・キャロル)が登場。海兵隊を狙った連続殺人鬼を特定して事件は幕を閉じるが、多くの犠牲が出てしまう。そんなNCISによる事件解決の影で、検察官のパーソンズ(コリン・ハンクス)が自らの出世のためにギブスを蹴落とそうと画策するのだった――。 ■ギブスに忍び寄る命の危機…最後に下した決断とは シーズン14で初登場となったトーレス(ウィルマー・バルデラマ)は、アルゼンチンの石油王の元へ潜入していたが、心配した姉が探しに来たことで正体がバレ、その報復に姉夫婦が巻き込まれてしまう。またシーズン15では、犯罪心理学者“のジャクリーン・“ジャック”・スローン(マリア・ベロ)が特別捜査官として加わるのだが、彼女はある男に復讐心を抱いていることが判明する。 シーズン16では、局長のヴァンスが拉致され、局長代理を務めるギブスのもと、メンバーが世界中でヴァンスを捜索する。その後シーズン17では死んだかと思われていたシヴァが再び現れ、ギブスに危険を忠告。そしてシーズン18のラストではギブスに命の危険が降りかかり、シーズン19ではとうとうギブスが引退することになるのだった。 怒涛の展開が続く物語は、ついにシーズン20へと突入。元FBIのオールデン・パーカー(ゲイリー・コール)は、シーズン19でFBIの上司に歯向かいギブスを助けたことで、NCISに加わる。そんなある日、FBI時代のパートナーが殺害され、現場からDNAが見つかったことでパーカーは容疑者になってしまう。そこでNCISメンバーは、FBIに身柄を拘束される前に真相を突き止めようと奮闘する。 ■各支部の出来事が描かれたスピンオフも高視聴率をマーク 2003年の放送開始からなんと20年もの長きに渡って愛され続けている本作だが、2009年には「NCIS: LA ～極秘潜入捜査班」が、2014年には「NCIS：ニューオーリンズ」が、2021年には「NCIS：ハワイ」が放送されるなど、各支部での出来事が描かれたスピンオフ作品も制作されている(※いずれもHuluで配信中)。 中でも「NCIS: ハワイ」は、放送が開始された2021年9月20日、同日に初放送された3作品の中で、最大の視聴者数となる658万人を記録。夜10時の時間帯でトップを獲得しており、本家と同様スピンオフ作品も絶大な人気を見せた。 長寿番組とあって、出演者の入れ替わりがあるたびに愛すべきキャラクターとの別れを惜しむ声があがっているが、中でもギブスが引退する際には、「とても綺麗な降板の仕方で、愛されていたんだなぁと思いました」「シーズン中盤にギブスの降板はやっぱり寂しい」「ギブスが恋しいよー」など、多くのコメントが寄せられた。 超ロングランドラマとなる「NCIS ～ネイビー犯罪捜査班」。シーズン20で、ギブスが抜けた状態のNCISはどのような活躍を見せるのか、ファンから期待の声があがっている。