ディアスとゴメスが標的? サウジアラビア、全盛期の選手が欲しい
昨夏に金に糸目をつけない補強で欧州から有名選手を引き抜き、話題となったサウジアラビアが、今夏はさらに20代の全盛期にある選手獲得を狙っていることが明らかになった。 英大衆紙「デイリー・メール」が掲載した記事によると、サウジアラビアの今夏の補強にリバプール所属のコロンビア代表MFルイス・ディアス(27)とイングランド代表DFジョー・ゴメス(27)がリストアップされているという。 ともに27歳の働き盛り。今季のリバプールでもレギュラーで起用され、今後も活躍が期待される2人だが、「メール」紙はクロップ監督の勇退で来季の去就が不透明になっている部分もあると指摘。また昨夏はフィルミーノ、ファビーニョ、そして前主将のヘンダーソンの3選手が引き抜かれた実績もある。 こうした状況でサウジ・プロリーグがディアスとゴメスの引き抜きを画策。ディアスにはエムバペの後継者としてパリSGも獲得に乗り出す可能性があるが、ロナウドやベンゼマを引き抜いたオイル・マネーの威力は絶大。欧州のクラブにはFFP(ファイナンシャル・フェアー・プレー)という足かせもあるが、サウジアラビアにはこの規制は届かず、しかも所得税がない。金銭的には現時点で世界最強のオファーが出せるリーグからの勧誘に選手がどう応じるか。どうやら今夏もサウジアラビアの動きから目が離せなくなりそうだ。
報知新聞社