【解説】「政策集団」として生き残れる? “透明性”どう担保? 政治刷新本部「中間とりまとめ案」中身は…
藤井キャスター 「せっかく支えてあげてるのに…という思いになりますよね」 小栗解説委員長 「でも世論の今の批判の強さを思えば、この賭けに打って出ないともう政権がもたない。総理周辺は『派閥が残っても、岸田政権が崩壊してしまう』と話しているんです。そしてもしこれを打ち出したことで、岸田政権の支持率が上がれば、さすがの麻生さん、茂木さんだって、自分をおろすようなことにはならないんじゃないかと思っているわけなんです」 「実際、この間の週末の各社の世論調査の結果を受けて、岸田総理は周辺に『派閥解消の打ち出しがなければ、政権支持率はどうなっていたのかと思うよ』と話しているんです。でも、やはり足を踏まれた側というのは、その痛みを覚えているわけです」 「麻生副総裁は周辺に『岸田総理の派閥の解散は人気取りのポピュリズムだ。岸田総理からは、引き続き頼むと言われるだろうけど、同じ気持ちというわけにはいかないよ』と話しているんです」
小栗解説委員長 「政治家ですし、大人ですから、すぐに総理に反旗を翻すということにはならないかもしれませんが、秋に予定されている自民党総裁選などで引き続き岸田総理を支えるのか、それとも別の人を担ぐのか。このあたり政局は新たな波乱要因を抱えることになったと言えそうです」 藤井キャスター 「でもこのような軋轢を含めて、全部をクリーンにしていくのが政治刷新なんじゃないかと思いますので、この後の自民党の動きを見ていきたいと思います」