車名当てクイズ上級編:スズキ「エリオ」は「カルタス」の後継で「SX4」の先代モデルと聞いても「?」な存在…斜陽のセダンもありました【珍車百景】
人気が下り坂だったセダン版もラインアップ
エリオの5ドアハッチバックは当時まだ人気が出る前のクロスオーバーSUV的なデザインだったが、2001年11月には、市場が縮小傾向にあった4ドアセダンを追加でラインアップしている。こちらも販売が低迷し、幻の1台となった。 「クラス最大級のトランクルームを備えたセダン」というキャッチコピーで登場したエリオセダンは、ミニバンの居住性、ステーションワゴンの使い勝手、セダンの経済性と優れた走行性能を融合させたエリオのパッケージングを活かしたコンパクトな4ドアセダンであった。 5ドアハッチバックのエリオと同じように前席/後席とも広々とした開放感のある室内空間を有し、トランクルームは1.5Lの4ドアセダンクラスとしては最大級の492L(2WD車)を実現。リアシートは分割可倒式で、トランクスルーが可能だったので長尺の荷物も室内に積むことができた。 * * * もはや乗っている人がほぼいないので中古車市場に出てくることは稀だが、2002年式のスズキ エリオ 1.5のワンオーナー車を販売しているショップがあった。すでに売れてしまったかもしれないが、気になる方は東京・町田の「スウィンギンモータース」のサイトをチェックしてみるといいだろう。
高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)