ロッテ入団10年目・中村奨吾、「もっと早く決めたかったですけど、延びて延びて」通算1000安打に笑顔
◇25日 ロッテ10―2楽天(ZOZOマリン) ロッテ入団10年目の中村奨吾内野手が本拠地で通算1000安打を達成した。4点差の3回2死一塁から右中間に適時二塁打を放ち、節目となる1000安打に到達。6点差の7回2死二、三塁でも、1001安打目となる右前2点適時打で試合を決めた。 今季最多の3打点でお立ち台に呼ばれた中村奨は「もっと早く決めたかったですけど、延びて延びて。(1000安打記念の)ボードも遠征先に何回も行ったんですけど、きょうここマリンで達成することができて良かった」と笑顔を見せた。 昨年は規定打席到達者でリーグ最下位の打率2割2分と低迷。今季も一時は打率1割台と苦しんだ。それでも、めげることなく、下半身を使ってボールに力を伝える打撃を徹底。ロングティーなどでバットを振り続けた成果が出て、6月は月間打率2割9分3厘と上向きつつある。守備の負担を軽くするためにゴールデン・グラブ賞3度獲得の二塁から今季三塁に転向させた吉井理人監督は「(1000安打は)彼の努力の積み重ね。今後もしっかり打ってほしい」とさらなる奮起を促した。
中日スポーツ