勝浦朝市、新ポスターのキャッチコピー募集 魅力再発見のきっかけに
勝浦市で430年以上続く「勝浦朝市」の新ポスター制作に向けたキャッチコピーの募集が1月10日に始まった。(外房経済新聞) 【写真】人気の干物店。土日には人が絶えず土産に購入する人が多いという 勝浦朝市を運営する「かつうら朝市の会広報部」が「みんなで作る新ポスター企画」の一環として実施する。同広報部SNS運営担当の金沢里末さんは「現在、訪れる人の8~9割の人が観光スポットとしての朝市と認知している印象を受ける。400年以上続いてきた『日常としての生活朝市』としての認知度をもっと上げたいと思い、観光客だけではなく、地域の人たちも参加できるよう企画した。特に地域の子どもたちが朝市に意識を向けるきっかけになれば」と期待を込める。 参加方法は、専用用紙にキャッチコピーと「朝市の思い出」などを書いて、朝市会場に設置する募集箱に投函する。「朝市に来たことがある人」「朝市が好きな人」であれば誰でも参加できる。SNSでの応募も可能。採用されたキャッチコピーを元にデザインを考え、ポスターを制作する。市、観光協会とも連携し市内全域の小学校にも参加を呼びかけるという。 同会広報部会長の紺野雄平さんは「地域の人にとって朝市は日常から少し距離のある、遊びに行く場所というイメージがあるが、本来は自分たちの暮らしの一部だったはず。この企画で少しでもその距離を縮めて、誰でも日常的にふらっと立ち寄れる朝市になれば」と話す。 勝浦朝市は毎日6時30分~11時ごろ、1日~15日は下本町朝市通り、16日~月末は中本町朝市通りで開催。募集箱は、勝浦観光協会、勝浦市役所 観光商工課にも設置する。募集は2月15日まで。
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