松本幸四郎 火野正平さんを追悼「たくさん泣きました」「これからがないことに悲しみでいっぱい」
時代劇ドラマ「鬼平犯科帳」公式「X」(旧ツイッター)が20日、更新。俳優・火野正平さんの訃報を受け、十代目松本幸四郎(51)のコメントを発表した。 火野さんは今月14日、75歳で亡くなった。20日に所属事務所が公式サイトで発表した。 松本幸四郎主演「鬼平犯科帳」シリーズで、火野さんは密偵・相模の彦十役を演じ、今年5月公開の映画「鬼平犯科帳 血闘」にも出演していた。 公式Xには、幸四郎のコメントが掲載され「無念です。たくさん泣きました。火野さんには役者の色気を強烈に感じ、その佇まいと匂いにぼくは魅了されていました」と追悼。 続けて「大きな存在感にピリッとした緊張感を味わえる気持ちよさ。お会いした全ての時間が僕の誇りです。火野さんとのことが過去形でしかないことに、これからがないことに悲しみでいっぱいです。心よりご冥福をお祈りいたします」とつづられている。 また、公式Xには「訃報」というタイトルで、キャスト・スタッフ一同のコメントが掲載。「松本幸四郎主演『鬼平犯科帳』シリーズでは、平蔵の昔なじみであり、裏の世界の酸いも甘いも噛み分けた密偵〝相模の彦十〟役を演じ、『新たな鬼平』には欠かせない存在感を示してくださいました」と火野さんについてコメントした。 さらに、鬼平犯科帳の撮影現場での火野さんについて記し「『皆があんまり悲しそうだったら笑わせてやろうとか、笑いが多いなと思ったらトーンをちょっと落としてみようとか、そんなことをずっと考えて演じてきました』と話し、物語の中ではもちろん、撮影現場においても心の支えでした」と追悼した。
東スポWEB