7色のマーブルチョコで多様性を表現、明治がLGBTQ支援チョコ
明治は1月16日、LGBTQをはじめとする多様な人が自分らしく楽しめるバレンタインを目指し、「マーブルパウチダイバーシティパッケージ」を数量限定で全国発売した。社内有志のアライ(LGBTQの理解者・支援者)が企画した。(オルタナ副編集長=吉田広子) 明治は「多様な人の気持ちに寄り添う商品を作りたい」「バレンタインをより多くの人に楽しんでほしい」という思いから、同社従業員によるアライネットワーク「Marble(マーブル)」がバレンタインに向けた商品開発を行ったという。L GBTQに関する理解を進める活動を行うプライドハウス東京(東京・新宿)が協力した。 2023年は、「明治ミルクチョコレートCUBIE Diversityパッケージ」を発売。2024年は、7色のカラフルなチョコレート「マーブル」の特別パッケージを発売した。 「LGBTQ+調査2023」(電通グループ)によると、日本でLGBTQ当事者層の割合は9.7%(約1160万人)いるとされる。企業のマーケティング活動の対象としても軽視できない存在だ。 2023年6月に施行した「LGBT理解増進法」は、企業に対し、LGBTQやジェンダーアイデンティティに関する理解を深めるための情報の提供、研修の実施、普及啓発、就業環境に関する相談体制の整備など、必要な措置を講じるように努力義務を定めた。