品川ヒロシ 相方・庄司との関係は“熟年夫婦” 「ついこの間まで腹を立てたのになぁ」
日テレNEWS NNN
現在、公開中の映画『OUT』の監督・脚本を担当したお笑いコンビ・品川庄司の品川ヒロシさん(51)にインタビュー。お笑い芸人としての活動をどう映画作りにいかしているのか、そして映画に出演している相方・庄司智春さん(47)への思いなど伺ってきました。 【画像】監督・脚本を務めた品川ヒロシさん 撮影風景
映画は、累計発行部数650万部を突破した漫画『OUT』が原作で、少年院から出所した不良・井口達也が、家族や仲間と出会いながら更生生活を送っていく物語。主人公の井口を演じる倉悠貴さん(23)をはじめ、水上恒司さん(24)、醍醐虎汰朗さん(23)など若手が出演。ほかにも、達也を見張る少年課の刑事役にシソンヌのじろうさん、少年院の教官役を千鳥の大悟さん、達也に因縁をつける焼き肉店の客役を相方の庄司さんが演じています。
■“笑い”がいかされた作品に
――作品作りではどんなことを心がけましたか? 女性のお客さんがずっと緊迫したシーンを見ていると疲れちゃうと思ったし、緩急っていう意味でも僕のスタイルとして、ガス抜きじゃないけど、アクションをカッコイイものとして最後まで楽しめるように、立て続けにじゃなくて、少し笑いを入れてっていうのは意識しましたね。編集のテンポとか会話のリズムは僕らのネタっぽいんです。パンパンパンパン進んでいくというか。それは(お笑いの経験が)いきてると思います。
■芸人仲間の演技を絶賛「おもしろいオーラを完全に封印」
――芸人仲間の演技はいかがでしたか? 大悟が入ることにより、ちょっと(大悟さんが出演している)レイクのCMみたいになるっていう(笑)次出てもらうときは、レイクの歌を歌ってもらおうかな(笑)シソンヌのじろうは本当に芝居がうまくて、芸人から出ちゃう面白いオーラを完全に封印して、本当に嫌な役をやってくれた。じろうが嫌なやつほど物語が引き締まっていくので、すごくありがたいし、庄司も嫌なやつなんです。あれ、僕とケンカするときああいう感じなんです。あの顔なんです。すごくムカつきました。
――庄司さんになにかアドバイスはされましたか? 1番ないかもしれないです。28年間ずっと僕とコンビを組んで「こうして」っていうのを一緒にやってくれてきたから脚本の意図をくみ取ってやってくれてました。(庄司さんの演技は)めちゃめちゃいいと思う。「芝居やれ」って「役者やった方が絶対いいよ」って何回も言ってるんすけど、(庄司さんは)「いや~…」って煮え切らないんです。全然メンタルがマッチョじゃないんです彼。何のために鍛えてるんだって(笑)