（写真：群馬テレビ）

兵庫県の西宮神社で行われる新年恒例の「福男選び」。関東地方唯一の直系分社の群馬県の桐生西宮神社で、来月その「福男選び」が本社公認のもと初めて実施されることになりました。 商売繁盛の神様・えびす様の総本社・兵庫県の西宮神社で毎年１月１０日に行われる「福男選び」。本殿に最初に到着した３人をその年の「福男」とする伝統行事です。群馬県桐生市宮本町にある桐生西宮神社は１９０１年に創建された関東で唯一の本社直系の分社です。桐生西宮神社といえば１１月１９日、２０日に行われる例大祭・えびす講です。商売繁盛・家内安全を願う人々でにぎわい秋の風物詩として知られています。 そんなえびす講に合わせ今年初めて企画されたのが「福男選び」です。直系の分社で本社公認のもと行われるのは初めてのことです。 「福男選び」のスタート地点は神社の参道に設けられ、「ご利益」の掛け声を合図に本殿まで約２３０メートルを走ります。 桐生西宮神社は、隣に県内有数の古い神社として知られる美和神社が鎮座しています。祀られているのはだいこく様。えびす講は、桐生西宮神社のえびす様とともにだいこく様が揃いご利益があるとされています。 今月１３日、美和神社で行われた縁日では「福男選び」に出場する人を決めるくじ引きの参加券が配布され、男女合わせて約１５０人が受け取ったということです。くじ引きの希望者は今後インターネットで受け付けるほか、くじ引き当日も会場で申し込むことができます。出場者を決めるくじ引きは、来月１９日の夜に行われ、福男選びは翌２０日の午前６時開始です。参加できるのは高校生以上の１０８人で男女５４人ずつに分かれて実施されます。 本社同様、本殿に最初に到着した３人が福男に認定され、人々に福を分け与えるということです。