斎藤工にリリー・フランキーも共感「トイレに行くときに机の上にケータイを置きっぱなしにする人が好き」
コート ¥211200、ジャケット¥92400、パンツ ¥44000/ENKEL、インナー/スタイリスト私物
ケータイを置きっぱなしでトイレに行く女性
ーーシーズン2の冒頭で、ヨシオが好きな女性のタイプを聞かれたとき、「トイレに行くとき机の上にケータイを置きっぱなしにしていく女性」と言うシーンもありました。あれもすごく気になったのですが、真意を教えていただけますか? リリー 僕もね、あれを聞いたとき、僕が考えていたことを言語化されたって思った。具体的に思っていたわけじゃないけど、たしかにトイレに行くときケータイを持っていく人のことを、何かいぶかしい気持ちで見ていたなって。僕も、家ではトイレに行くときケータイを持って行くんだけど、それはニュースを見たりするためで。そうじゃなくて居酒屋とかで置いて行くのって、あれでしょ? ケータイに捉われていない感じがいいっていうか……。 斎藤 そう、隷属されていないということ。その人は多分、意図なく置いて行ったと思うんですけど、そこでグッとくるものがあったというか、自分もそうありたいな、と。異性としてどうこうというより、人として魅了されたんだと思います。 リリー 机の上に置いていく、というのが絶妙で。というのは、ケータイを見ることを気にする異性がいる、ということを前提に、一切カバンからケータイを出さない人もいるじゃないですか。でもたくみ君が言っているのは、出しているけれどもそれを置いたままトイレに行ける人、ということですよね。そこがいいバランスというか。カバンから出さなくても、カバンごとトイレに持って行って、絶対彼氏とかに「もうすぐもうすぐ。今サイドがうるさいから」ということを打ち込まれている、と……。 斎藤 そこまで想像できますからね、被害妄想で。 ーー年齢を重ねるにつれ、そういった好きなポイントというのは変わっていくものなんでしょうか? リリー どんどん少なくはなってきているんでしょうけど。たとえば心ない相槌を打つ女性ってすごく多いんですよ。「たしかに」とか。何が「たしかに」なんだって昔は思っていたんですけど、年を重ねるにつれて「この子、これで損してきたんだろうな」と寄り添えるようにもなってきたんです。 斎藤 「たしかに」って相槌が打ちにくくなりましたね(笑)。