知事選・走る候補 塩田康一氏「稼ぐ力で鹿児島の発展を」 草の根と組織で支持拡大めざす
南日本放送
鹿児島県知事選は、来月7日の投票日に向けて、候補者が走り回っています。 立候補しているのは、届け出順に新人で元自民党県議の米丸麻希子さん(49)、新人で元看護師の樋之口里花さん(52)、現職で2期目を目指す塩田康一さん(58)の3人で、いずれも無所属です。 ニューズナウでは、それぞれの候補者の動きをお伝えしています。最終回は、塩田康一さんです。 (出陣式第一声) 「就任当初、感染が拡大しつつあった新型コロナウイルスへの対応。県民のみなさんの安心安全と経済社会活動の両立をいかに図るかを最優先に取り組み、鹿児島県の基幹産業である農林水産業、観光関連産業、企業の稼ぐ力の向上など、多岐に渡る県政に全力で取り組んできた。2期目はぜひ、塩田康一に託していただきたい」 塩田康一さんは、鹿児島市出身。経済産業省出身の元官僚で、九州経済産業局長を退官して出馬した2020年の知事選で初当選。国会議員や市町村の首長らが集まった出陣式では、物価高騰対策や農林水産業などでの「稼ぐ力」の向上などを訴えました。 塩田さんは4年前、政党の推薦がありませんでしたが、今回は壇上には自民党と公明党に加え、国政では与野党の関係にある国民民主党とその支援団体、連合鹿児島など、推薦を受けた政党・団体の幹部が並びました。 (自民党 森山裕総務会長) 「このような戦いは今まであまり経験がない。良い体制ができたと思う。鹿児島を塩田知事のもとで、さらにさらに発展させよう」 支持者からは、塩田さんの1期目を評価する声が聞かれます。 (鹿児島市・生け花サロン主宰70代) 「この前、4年間の政策の話を聞いたが、本当にまじめにきちっとしていて、感謝と期待をしている」 塩田さんがまず向かったのは、推薦を受ける農協の政治団体・農政連です。自民党の国会議員がマイクを握ります。運転延長が決まった川内原発が立地する薩摩川内市でも、市長が応援に駆けつけるなど「組織戦」を展開します。