【酷暑を乗り切るカレー1】ネパール滞在7年で身体に沁み込んだ本場の味 毎日でも飽きない丹波篠山市・ヒマラヤンワルツ
今年の夏も猛烈な暑さの予感。スパイスたっぷりのカレーを食べて備えましょう。植物の果実や種、皮などを加工したスパイスは体の不調を改善する効果も。刺激的な香りが食欲を刺激してくれます。京都府北部・兵庫県北部でおすすめのお店を紹介します。第1回は、兵庫県丹波篠山市の「ヒマラヤンワルツ」。(タウンタウン編集室)
骨付き肉の出汁が利いたチキンカレーなど種類豊富
ネパールで7年間暮らした経験を持つ東拓夫さんが、妻の千世子さん、息子の和史さんと切り盛りするスパイスカレーの店。 ネパールでは、カレーが主食。毎日食べていたという拓夫さんが、身体に沁み込んだ本場の味を、地元の食材を使って表現する。 「毎日食べたらさすがに飽きるのでは」という疑問は、お店の味を実際に体験すると納得できる。 骨付き肉の出汁が利いたすっきりした味わいのチキンカレー、野菜をスパイスで炒め煮した「サブジ」、挽き割り豆をとろとろに煮込んだダールカレーなど、色も風味も千差万別。それらを一つの皿にのせて提供する。 現地では『ダルバート・タルカリ』と呼ばれる定食のようなスタイルで、サラダや漬物も付いて栄養バランスは満点。混ぜあわせながら、味の変化を楽しむのもよい。 肉団子のコフタカレー、酸味がアクセントのポークビンダルーなど、レパートリーは豊富。週替わりで登場する。 取材日にいただいたのは、カレー2種類と優しい味の野菜スープが付く「Aセット」1150円。ビーフカレーとベジタブルカレー(サブジ)の2種のあいがけで、スパイスを使用した付け合わせも美味しい。白米(丹波篠山産)と黒米を混ぜ合わせたご飯はカレーとの絡みもよい。 「素材に合わせて出来上がりを想像しながらスパイスを調合するのが楽しい」と拓夫さん。これからの時期は丹波篠山市産の夏野菜が活躍するといい、どんなカレーが登場するのか楽しみ。
【ヒマラヤンワルツ】
住所/兵庫県丹波篠山市大山上860 (国道176号線沿い、丹波市方面から鐘ヶ坂トンネルを抜けた先) 電話/079-506-2028 営業/木~日曜日 11:00~17:00