文字を「雨」に見立てた栞、小説好きにはたまらない! 考案者「読むのが面白くなればと」
文字を雨に見立てた栞(しおり)が、SNS上で注目を集めています。「読書がより楽しくなりそう」と評判のグッズについて、考案者に話を聞きました。
本に挟むとシーンが現れる
今月12日、X(旧ツイッター)にこんな文章が投稿されました。 「本に挟むといろんなシーンが現れる『透明しおり』を作ってみた」 添付された画像に映っているのは2枚の栞。 1枚は傘を差した子ども、もう1枚は鉛筆を握った左手がデザインされており、いずれもイラストの周りが白塗りになっています。 実際にこれらの栞を本に挟んでみると、白塗りの部分が小説の文字を隠す形に。 そのため、文字が隠れることで傘で雨を防いでいるように見えたり、鉛筆で文字を書いている途中に見えたりします。 この投稿に対して、「文字を雨と捉える発想が美しすぎる」「紙の本ほとんど読まないけど欲しくなる」といったコメントが寄せられ、いいねは6万を超えています。
考案者に聞きました
「ページを開いた瞬間、トリック的なしおりがあったら小説を読むのが面白くなりそうと思い、作ってみました」 そう話すのは、考案者であるクリエイターのミチル(@mitiruxxx)さん。 削りカスがお好み焼きの上にまぶされた鰹節のように見える「お好み焼きの鉛筆削り」など、グッズを発表するたびに注目を集めています。 今回の栞は「透明シートでシーンを創出する」という発想からスタート。 最初に思い浮かんだ「雨に見立てる」「執筆中に見立てる」というアイデアをそのまま形にしたそうです。 「他にも、透明しおりに消しゴムが書いてあって小説を消しているといった候補もありました」 小説が大好きで、推理小説をよく読むというミチルさん。 紙で小説を読むという人から好意的な反応が寄せられて、小説好きとしてうれしくなったといいます。 「小説に出てくる登場人物やシーンに合わた栞を作れば、より本を読むのが楽しくなりそうです。販促もしくは小説にそのまま付いてたらいいなと感じてます」 現時点で商品化は未定とのことですが、いずれできたらいいなと考えているそうです。