中1の娘がいじめを苦に自殺…父親「何の反省もなく無かった事に」7200万円余りの損害賠償求め市を提訴
石川テレビ
3年前、野々市市の中学生がいじめを苦に自殺した問題で遺族が7200万円あまりの損害賠償を求め市を提訴しました。 「来世では幸せにして下さい」 これは野々市市の中学校に通う当時、中学1年生の女子生徒がつづった日記の一部。 この生徒は同じクラスの複数の女子生徒からいじめを受け何度も学校に相談していましたが、学校が適切な対応をとらず2021年2月に自殺しました。 第三者委員会は2023年2月、22項目にも及ぶいじめが継続されたことが自殺につながったとする報告書をまとめています。 遺族は会見を開き、教師や加害生徒に処罰がないことなどを理由に野々市市を相手に7200万円あまりの損害賠償を求め提訴したと明らかにしました。 父: 「ここまで3年4カ月経ちました。本当に長い…結局教員たちで何か処罰が出た、加害生徒にペナルティなどは一向にありません。本当はすごくつらいけれど、娘のためにはしてあげなきゃいけないので頑張ってます。本当はこんな訴訟なんか起こさず、大人も子供もちゃんと反省して一生かけて悔い改めてくれれば、こんなことはせずにもっと以前に楽になりたかった」 また、第三者委員会の調査報告書は市のホームページで公開されていましたが今年3月末で突然見られなくなったことにも不信感を抱いています。 父: 「期間限定だったそうで、掲載終了して載ってない、見られない。何の反省もなく無かったことにしている状態が正直許せない。そんなに簡単な問題じゃないと思う」 野々市市教育委員会は、「訴状の内容を確認し真摯に対応したい」と話しています。 いまいじめなどで悩んでいる方は「0120078310」で24時間相談を受け付けています。
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