「月の沙漠記念館」で小川いずみさん写真展 御宿の日常風景切り取る
「小川いずみ写真展~THE BEAUTIFUL SCENE OF ONJUKU~美しき御宿の情景」が12月5日、月の沙漠記念館(御宿町六軒町、TEL 0470-68-6389)で始まった。(外房経済新聞) 【写真】来場者と談笑する小川さん 同展は、御宿町出身で同町在住の主婦で、フォトグラファーの小川いずみさんの2回目となる写真展。御宿で暮らす日頃の風景の中から、海や波の写真を中心に展示している。 小川さんは、日頃から子どもの日常などを多く撮影してきた。本格的にカメラを始めたのは2015(平成27)年。独学でカメラを学び、御宿の街を撮影した写真は、これまでにコンテストで入賞するほか、観光ポスターや企業パンフレットなどに起用されている。 千葉市から来場した男性は「SNSで小川さんの写真を見ており、前回の写真展も見に来た。今回は、前回の展示も併せて見られるということで再訪した。地元ならではの切り取り方がとても素晴らしい展示だった」と話していた。 同館の久野一郎館長は「100年前に詩人の加藤まさおが、御宿の砂浜をイメージして童謡月の沙漠を作って以来、この場所には多くの文人墨客が訪れる場所となった。私は小川さんもその一人と思っている。小川さんの作品をこの海辺にある美術館で、ぜひ見てもらえれば」と話す。 小川さんは「最初に声がけを頂いてから1年半の準備期間を経て開催を迎えることができた。御宿の海を多く撮影し、この月の沙漠記念館で展示ができてありがたい。開催前日は眠れないくらい不安だったが、町内外から多くの人に来場いただき、写真を見ながら思い出話をしたり、御宿の歴史の話が盛り上がったりと、さまざまなコミュニケーションがつながっていくのを感じている。もっと多くの人に御宿を知ってもらい、少しでも地域の活性化につながれば。御宿の海辺を散歩する際に寄ってもらえたら」と来場を呼びかける。 開館時間は9時~16時30分。水曜休館。入館料は、大人=400円、65歳以上・高校生=300円、小中学生=200円。2月4日まで。
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