能登へ思い寄せる夏 ジャパンテント22日開幕
「第37回JAPAN TENT-世界留学生交流・いしかわ2024」(同開催実行委員会主催、北國新聞社特別協力)は22日、4日間の日程で開幕する。能登半島地震を受け、今回は「思いやりの心で、ふるさと愛。」を総合テーマに据え、世界48の国・地域の留学生約100人が被災地を応援するプログラムなどを体験する。21日は学生ボランティアが金沢市の北國新聞赤羽ホールで迎え入れの準備を整えた。 留学生は22日に金沢入りし、オリエンテーションと歓迎式典に臨む。その後、金沢など10市町に分かれ、ホームステイしながら各地の歴史や文化に触れる。 23日には能登の復興を願って留学生らが寄せ書きする「希望のメッセージパネル」を作成する。最終日の25日はラウンドテーブル「届け! 希望のJAPANTENTメッセージ」で意見交換し、「さよならセレモニー」も行われる。 学生ボランティアは金沢美大生がデザインしたTシャツの用意やポスターの掲示などを進めた。代表の鈴木晃輝さん(22)=金沢工大4年=は「石川の良さを知ってもらい、能登を応援するメッセージをともに発信したい」と意欲をみせた。