ループ橋4人死傷衝突事故 ダンプカーの左前輪が浮いた映像がドラレコに 運送会社など家宅捜索 広島
広島ニュースTSS
広島市でダンプカーと乗用車が衝突し4人が死傷した事故で、警察は14日過失運転致死傷の疑いでダンプカーの運転手の勤務先などを家宅捜索しました。 【向井記者】 「午前10時前です。今、警察や国交省の職員などがダンプカーの運転手が務める会社に入っていきました」 警察の家宅捜索を受けたのは広島市佐伯区の運送会社など複数の関係先です。 国交省の立入監査などもあわせて行われ、およそ2時間の捜索で書類などを押収したということです。 この事故は12日、広島市安佐南区上安町のループ橋で、ダンプカーと乗用車が正面衝突して2台が道路わきに転落したもので、乗用車に乗っていた夫婦が死亡し、40代の娘が意識不明の重体、ダンプカーを運転していた59歳の男性もろっ骨を折るなどの重傷です。 警察によりますと、乗用車のドライブレコーダーには衝突前のダンプカーが左の前輪が浮いた状態で走行する様子が映っていたということです。 警察は、ダンプカーが速度超過によりカーブを曲がり切れず対向車線にはみ出したとみて、過失運転致死傷の疑いで捜査しています。 14日押収した書類から運転手の勤務実態や車両の整備状況などを詳しく調べるとともに、運転手からも回復を待って事情を聞く方針です。
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