【Like~an~Angel ライヴ映像配信記念 特集2(全3回)】 Like~an~Angelメンバー座談会「頭の中で想像してもこんなバンドは作れない」
L’Arc~en~Cielのリーダーでありベーシストのtetsuyaが自ら率いるラルクのコピーバンドLike~an~Angelが10月3日(木)に開催した『Like~an~Angel CLUB CIRCUIT 2024 L'Arclassic』のファイナル公演の模様が11月10日(日)にU-NEXTで独占配信される。 L’Arc~en-Cielのコピーバンドという肩書きを飛び越え、自立したバンドへと成長しているLike~an~Angel。いまライクのなかで、いったいどんなことが起こっているのか。コピーバンドとしてスタートしたときはどうだったのか。 【全ての画像】『Like~an~Angel CLUB CIRCUIT 2024 L'Arclassic』ライブ写真(全9枚) 今回はtetsuya(B)を筆頭にjekyll(Vo/事前にメールで取材),reno(G),saki(G),hibiki(Dr)に集まってもらい、初のメンバー全員での鼎施。5人5様の視点から繰り広げられるライクに対する思い、その変化を絶妙なトークを交えながら語ってもらった。このトークを踏まえて、U-NEXTで配信されるライクのツアーファイナルのライヴ映像を見てほしい。
全国ツアー『Like~an~Angel CLUB CIRCUIT 2024 L'Arclassic』を終えて
――まずは、ライク初の全国ツアー『Like~an~Angel CLUB CIRCUIT 2024 L'Arclassic』、終わってみての手応えを聞かせて下さい。 jekyll 1日2公演ツアー、僕にとってはどちらも初の試みで正直とても緊張しました。体調管理をより一層徹底して挑んだツアーだったのですが、最終的にはみなさんの温かい声援やサポートが、そんな僕を大きく後押ししてくれたので、心から感謝しています。 saki 自分は、ライクに参加したのは野音からなんですが。なんか、こんなにバンドっぽくなるとは思っていなかったので、そこに1番びっくりしました。福岡は、まだそんなに。 tetsuya コロナ禍みたいな感じだったから(笑)。 saki お客さんと探り合いみたいな感じだんです。でも大阪、名古屋、東京とすごくステージでのおしゃべりも増えて、それとともにバンド感も増していったんですよ。 hibiki 僕も同じですね。僕は一番最初から参加させてもらっていまして。そのときからtetsuyaさんは「サポートメンバーじゃないから」と言って下さってたんですけど。とはいえ、tetsuyaさんのプロジェクトというところからスタートしたものだし。一緒にやるのも初めましてだし。ましてやラルクの曲を演奏する訳だから、どんなテンション感でこっちはいけばいいのか。最初は探り探りで始まって。 その後に野音をやって。そのときも「メンバーだから」とおっしゃってくれてたんですけど。今回、ツアーで全国をみんなで回っていっぱいライヴをして、打ち上げをして。「メンバーだから」というのをみんなで実感していくツアーだったと思いました。あんなにrenoさんと一緒に前に出るとか思ってもいなかったし(このツアーでhibikiとrenoによる漫談ユニット“REMEMBER ME”誕生)。 reno 俺もそんなこと思ってなかったよ(笑)。 hibiki そういうのも含め“これぞバンド”というのを実感したツアーでした。 reno 僕は1番最初は参加して、野音は出られなかったんですが。今回、まずバンド化していった第1弾として、みんなでアー写を撮ったんですけど。そのとき、tetsuyaさんがバンド感を意識してくれてるんだという思いになりました。そこからご飯にメンバーで行ったりして。今回はリハーサルの段階からみんなで作ってる感じがあって。僕が1番最初に参加させてもらったときとは違うライクの姿が、すでにそこにはあったんですね。 それで、ステージを重ねていくなかでMCの流れが生まれたり。大阪あたりから、ようやくメンバーそれぞれが自分の立ち位置をつかんでいって、名古屋、ファイナルまでいい感じでバンドとして育っていけた。単発だったらあのバンド感まではまだいけなかったと思います。 tetsuya ツアーで、1日2ステージあるとどんどん改善してどんどんブラッシュアップできるからね。さっきreno君が言ってた食事会なんて、reno君は野音に参加しないのに野音のキックオフミーティングにも来て、一緒に食事してましたからね(笑)。 reno そうです、そうです! tetsuya アー写を撮った日も5人だけで食事に行ったんですよ。 ――tetsuyaのおごりで? reno、hibiki、saki ごちそうさまでございます!! ――ヒューヒュー!(一同大ウケ/ツアーで流行った掛け合い) tetsuya 使い方あってる(笑)。あと、バーベキューもやったしね。ご飯一緒に食べながらコミュニケーションとってというのは大きかったと思います。でも、名古屋でなんであんな急にね? hibiki 盛り上がりがすごくなったんだろうって思いますよね。 saki 始まる前から声や手拍子がすごく大きくて。お客さんとの相乗効果でいいライヴになったのかなと。 tetsuya 回数を重ねていくうちに、お客さんが僕だけを見るんじゃなくて、他のメンバーを見てるなっていうのがだんだん分かるようになって。そこも、このツアーですごく変わったなと思った。
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