「外せない選手」日本代表では好調も、遠藤航がリバプールでスタメン出場できない理由とは?「スロットはポゼッション重視」
プレミアリーグ・リバプールは、開幕3節を消化して3戦全勝。得失点差でマンチェスター・シティに続く2位につけているものの、まだ得点を奪われておらず好調を維持している。英メディア『LIVERPOOLECHO』は現地時間12日に、新監督にとって外せないキーマンとなっている選手について報じていた。 【写真】リバプール、最新年俸ランキング アルネ・スロット新監督の元で新シーズンに突入して、リバプールは昨季とは変わった姿を見せつつも強さを維持し続けている。エースのモハメド・サラーは今シーズン好調なスタートを切り、すでに3得点3アシストを記録。ルイス・ディアスとディオゴ・ジョッタも素晴らしい活躍を見せ、トレント・アレクサンダー=アーノルド、フィルジル・ファン・ダイク、アンディ・ロバートソン、イブラヒマ・コナテ、アリソンは後方で堅固な守備の基盤を築き、開幕から3試合でまだ無失点という状況だ。 しかし新監督のもとで、一番重要な存在となりつつあるのが、遠藤航とポジションを争うライアン・グラフェンベルフだ。新監督が就任して以来、同選手はチームの重要なメンバーとなり不動の地位を築きつつある。 同メディアは、「リバプールの選手の中で彼より多くのデュエルに勝った選手はいない。彼は合計17回のデュエルに勝った。また、レッズで最も多くのタックル(8回)とインターセプト(7回)を記録。これに加え、シーズンを通してクラブで彼より多くのパスを記録しているのはファン・ダイクのみである」と、同選手の好調ぶりを強調。 そして、「まだ数試合しか出場していないが、今シーズンここまでのグラフェンベルフの影響力とパフォーマンスから、彼は外せない選手と言えるだろう。リバプールのチームで彼ほど現在の役割を果たせる選手はいない。遠藤航は昨季好成績を残したが、グラフェンベルフほどの技術力はなく、スロットはクロップに比べてボールポゼッション重視のシステムを採用している」と、新監督の戦術的な意向とグラフェンベルフの充実ぶりが、遠藤がなかなか出場機会を確保できない理由だと指摘していた。
フットボールチャンネル編集部