文田健一郎 金メダルに「パパ第一段階は目標クリア」娘の目の前で“世界一のパパ”に【レスリング】
パリオリンピック2024 レスリング男子グレコローマンスタイル60キロ級 決勝(大会12日目=現地時間6日、シャンドマルス・アリーナ) 【画像】金メダルをかけ、ガッツポーズで喜びをあらわにしたレスリング文田健一郎選手 レスリング男子グレコローマンスタイル60キロ級の決勝に臨んだ文田健一郎選手が、1984年のロサンゼルスオリンピック以来、40年ぶりの金メダルを獲得しました。 試合後、文田選手は金メダルを手にした気持ちについて「格別ですね。3年前のことを思い出しています。金を取ったから堂々と言えるんですけど、あの銀メダルがあったから今金取れたなと、ここを歩いていろんな方におめでとうと言われながら実感しています」と話しました。 40年ぶりのグレコローマンでの金メダルについて「重みも感じますし、40年ぶりに獲得できて良かったなという思いもある」と語り、「一番は40年取れなかった、グレコローマンが40年、10大会金メダルが無かったのは、歩みが止まっていたというか、日本のグレコローマンが世界に通用しなかった40年だと思っていて、40年ぶりに踏み出したこの1歩が、2歩3歩と大きな闊歩として、どんどん日本のグレコローマンを前に進めていける1歩になったらなと思います」とレスリング界全体の大きな1歩になったと話しました。 ウイニングランでは家族に手を振る姿も見られましたが、「娘が僕を見つけてくれて手を振ってくれて、見せられたなというか、それを目標にしていたので、『世界一のパパ』負けているパパは見せないと決めていたので、ひとまずかなえられたというか、昨日今日は負けていないので、パパ第一段階は目標クリアかなと思います」と笑顔で話しました。