九龍城砦の再現に約10億円、「トワイライト・ウォリアーズ」美術の世界に迫る映像公開
ルイス・クー、レイモンド・ラム、サモ・ハンが出演した香港映画「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」の美術メイキング映像がYouTubeで公開された。 【動画】香港アクション映画「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」メイキング映像 「ドラゴン×マッハ!」のソイ・チェンが監督を務めた本作。1980年代の香港を舞台に、密入国した若者・陳洛軍(チャン・ロッグワン)が裏社会の組織に追われる中、命からがら九龍城砦に逃げ込み、そこで出会った仲間たちと友情を育み戦いに挑むさまが描かれる。九龍城砦を取り仕切るボス・龍捲風(ロンギュンフォン)をルイス・クー、陳洛軍をレイモンド・ラム、黒社会の大ボスをサモ・ハンが演じたほか、テレンス・ラウ、フィリップ・ン、トニー・ウー、ジャーマン・チョン、リッチー・レン、ケニー・ウォン、アーロン・クォックらが出演した。 本作において、製作費の1/6にも上る5000万香港ドル(約10億円)を掛けて作られた九龍城砦のセットも見どころの1つだ。メイキング映像では、ソイ・チェンが「どうにかして九龍城砦を再構築し、現在の観客に届けたかった。創作を愛する我々の大きな衝動だった」と、かつて実在した九龍城砦への強い思いを明かす。 美術監督マック・コッキョンは「難しいのは、皆が目にするような資料からかつての人々の生活を作り上げること。暮らしの細部に焦点を当てることだ。我々が描きたかったのは治安の悪さではなく、情のある生活だ」とこだわった点に言及。魔窟と呼ばれた九龍城砦だが、マック・コッキョンは「城砦はめちゃくちゃなわけじゃない、それぞれの建物はきちんと整ってる。密集して建っているから細い通路ができているだけ。我々はそれを利用して主人公が内部を知っていく様子を描いた」と説明し、“混沌の中に秩序あり”という面も映し出されることを伝えた。さらにキャストのレイモンド・ラム、テレンス・ラウ、トニー・ウー、リッチー・レンも美術の魅力について語っている。 「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」は1月17日より東京・新宿バルト9ほか全国で公開。 (c)2024 Media Asia Film Production Limited Entertaining Power Co. Limited One Cool Film Production Limited Lian Ray Pictures Co., Ltd All Rights Reserved.