「夜行バス」で「まさかのトラブル」!? 不慣れな乗客の「うっかり」が“大迷惑”に? 注意したい「マナー違反」とは
カバンから落ちた小物が転がり思わぬトラブルになるケースも
夜行バスは基本的に就寝しての移動となるため、リクライニングするのが普通です。 新幹線ではリクライニングに関するトラブルが聞かれますが、シートを倒すのが前提の夜行バスでは、そこまではなさそうです。 ただ特に廉価な夜行バスや、繁忙期の続行便などに臨時で使用される片側2列の狭い4列シート車の場合には、シートを倒す前に後席の人へ会釈するなりして、少しのコミュニケーションを取ったほうが双方気持ち良く乗車できるでしょう。 またSAなどの休憩では、バスから降りる前にリクライニングを元に戻して、後席の人に配慮するのもマナーといえます。
荷物に関するトラブルも聞かれます。 大きな荷物を足元に置いたり、頭上の収納ボックスを過度に占領するようなことはマナー違反です。大きな荷物は、必ず乗車時にトランクへ預けましょう。 また荷物の転がりもトラブルのもとです。動く車内で落ちてしまったらどこへ転がるかわからず、非常に危険です。 カバンのポケットなどからうっかりモノを落とさないよう、じゅうぶんに気をつけましょう。 最後に、深夜のSAにおける休憩時のトラブルを挙げておきます。 決められた出発時間に遅れると、当然ながら運行スケジュールに影響が及びます。 乗務員から「出発時間に遅れると置いていきます」といった主旨のアナウンスがありますが、実際は遅れた人がいるとしばらく出発を待つことが多いようです。 そして慌ててバタバタ音を立てながら車内に乗り込むのもマナー違反。時間に余裕を持った行動を心がけましょう。 ※ ※ ※ 夜行バスは公共交通機関ですが、出発から目的地に到着するまでは「団体行動」に相当します。 くれぐれもマナー違反にならないよう注意のうえ、夜行バスの旅を楽しんでください。
佐藤 亨