インテリアデザイナーに聞いた、新年を心地よく迎えるためにやっておくべき5つのこと
新しい年の始まりは、気分を一新してスタートしたいもの。掃除や片付けはもちろんのこと、インテリアに少しの工夫を加えることで、心地よい空間をつくることができる。 【全画像をみる】インテリアデザイナーに聞いた、新年を心地よく迎えるためにやっておくべき5つのこと 今回は、株式会社ソーシャルインテリアで、個人宅やオフィスのコーディネートを務めるインテリアデザイナー・豊田美穂さんに、新年を迎えるためにやっておくべき5つのポイントについて伺った。
1. 収納アイテムに統一感を持たせる
新年を迎える前に、まず取り組みたいのが整理整頓だ。来客が増えるこの時期は、目に見える場所だけでもスッキリと整えることがポイントだという。 「隠す収納と見せる収納をうまく組み合わせることで、部屋が整って見えます。例えば、バラバラになりがちなハンガーや収納ボックスなど、見せる収納に使っているアイテムを統一するだけでも、全体の印象が大きく変わるのでおすすめです」と豊田さん。細かなアイテムを揃えることで空間全体にまとまりが生まれ、見た目にも気持ちよく整えられる。
2. 余白を意識して家具の配置を変える
大がかりな模様替えをしなくても、家具の配置を少し変えるだけで気分をリフレッシュできると豊田さんは続ける。 「ソファの向きを変える、ラグを一時的に外してみる、といった小さな工夫でも空間の印象は変わります。家具の配置を変更する際は、余白を意識的につくるといいでしょう。全体にゆとりが生まれて落ち着いた印象になりますよ」
3. 小物や雑貨でカラーを取り入れる
冬のインテリアは、落ち着いた色味や柔らかな素材が中心になりがち。新年には明るいカラーや華やかなアイテムを加えることも注目したいポイントだ。 「ベースカラーはホワイトやアイボリーなどシンプルにまとめて、アクセントとしてゴールドを加えると、新年らしい華やかさが増していいですね。馴染みのない方も多いかもしれませんが、クッションカバーやテーブルクロス、ランチョンマットなど、小物を上手に使うことで手軽に取り入れられます」
4. お正月らしい植物をモダンに飾る
植物や花を飾ることで空間に自然な彩りを加え、穏やかな雰囲気をつくることができると豊田さんは語る。 「お正月らしいアイテムとしては、千両や百合などがおすすめです。特に一種活けを取り入れると、控えめながらも洗練された印象に。和の要素を残しつつ、モダンなテイストのお部屋にも馴染みやすくなります」
5. 新しい香りに挑戦してみる
新年を迎える気持ちを整えるには、香りも重要な要素となる。 「柑橘系やウッディ系の香りは、フレッシュな気持ちにしてくれる効果が期待できます。ルームスプレーなら手軽に試せるので、普段と違う香りに挑戦するのもいいですね。インテリアとしても楽しみたい場合は、デザイン性の高いアロマキャンドルやディフューザーもおすすめです」 カラーや素材のアクセント、新しい植物や香りを取り入れるなど、少しの工夫で部屋の印象は大きく変わる。慌ただしく過ごしがちな師走だが、隙間時間を活用することで、新年を迎える心地良い空間に整えることができそうだ。
シラクマ