銃1丁最高21万円で買い取り メキシコ政府、市民に呼び掛け
【AFP=時事】メキシコ政府は暴力犯罪の低下を目指し、自主的に銃器を手放した市民に最高で2万6450ペソ(約21万円)を支払う計画を進めている。6日付の官報で明らかになった。 【写真】就任間もない市長殺害、頭部切断か メキシコ 政府が提示している「買い取り価格」はリボルバー1丁につき8700ペソ(約7万円)、自動小銃「AK47」1丁2万5000ペソ(約19万円)、機関銃1丁2万6450ペソなど。 元メキシコ市長のクラウディア・シェインバウム大統領は先月、「武装解除にイエス、平和にイエス」と銘打ったプログラムに参加するよう国民に呼び掛け、「教会のロビーのような場所で、自主的に銃器を引き渡してもらう代わりに経済的なインセンティブを提供する」案を発表。 「メキシコ市でも目覚ましい成果を挙げた」と述べていた。 国家統計局の予備データによると、2023年にメキシコで確認された殺人事件は3万1062件に上り、このうち70%が銃器によるものだった。【翻訳編集】 AFPBB News