ミャンマー軍兵士の投降相次ぐ 「軍は犯罪集団」市民殺害に士気低下も…複数証言から見えた内情
増え続ける国民の犠牲。元兵士の男性は、軍のやり方に疑問を持つ兵士は増えていて、士気は下がっていると明かします。 元兵士 「軍を離脱し、安全な場所に来たがっている指揮官もいる。しかし彼らは軍を出るチャンスがない」 抵抗勢力の攻勢もあり、軍側にはほころびが見え始めていますが、専門家は戦闘は長期化すると分析しています。 京都大学・中西嘉宏准教授 「経済・政治の中心は平野部にあるとすると、(戦闘地域は)まだ周辺部が中心。政治的な決着がつく、軍事的に内戦に決着がつく段階は、まだまだ訪れていない、まだ先の話なんだと思う」 クーデターから今月で3年が過ぎたミャンマー。混迷からの出口は、いまだ見えません。