ニューヨーク・ジャイアンツのタイロッド・テイラー

アーロン・ロジャースが新たなバックアップを手に入れる。『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロが報じたところによると、クオーターバック（QB）タイロッド・テイラーがニューヨーク州内で3つ目の所属先――今回はニューヨーク・ジェッツとの契約に合意したという。

ザック・ウィルソンにトレード要請の許可を与えたことで、ジェッツはオフシーズンの責務としてベテランバックアップを探し出すことにあったと明かしており、テイラーとの契約でそのチェックボックスに完了のマークが入ることになる。

バッファロー・ビルズ時代にプロボウルにも選出されたテイラーはNFLではジェッツが7チーム目となるが、これまでに58試合に先発出場し、1万2,135パスヤード、タッチダウンパス65回、インターセプト29回を記録している。また、ニューヨークにも馴染み深い。これまでに所属したチームにはビルズとニューヨーク・ジャイアンツが含まれており、ゴッサム（ニューヨークの別名）で知らない人はいない。

過去2シーズンはジャイアンツでプレーし、2023年には5試合に先発出場、パス180回中116回成功、1,341ヤード、タッチダウン5回、インターセプト3回をマーク。34歳のテイラーにはまだ力が残っており、必要であれば機動力にもなれるだろう。

ロジャースがアキレス腱断裂からの復帰を目指す中、テイラーはジェッツが必要な場面で実戦経験豊富な実績ある司令塔として選択肢を提供する。